「あるあるブログ」が更新されました!【「あるある賞」にノミネート?】
「あるあるブログ」が更新されました!【「あるある賞」にノミネート?】
2017.07.15
前回登場された質問者さんとは、講座後の帰途の路上で
偶然またお会いしました。立ち話しながらアドバイスの続きを
したのですが、話の中で驚いた話題がありました。
前任者からの引継時、「(勘定科目は面倒だから)分からなければ
みんな消耗品でいいよ」と言われたそうです。
引継ぐ側はなんといっても初心者、素直さ満載で、
「そういうものなんだ」と思い込んでいたとのこと。
「だめだめ」と科目分けの目的を話しながら、似たような団体は
他にもあるあると思いました。消耗品よりむしろ雑費のケースが
多いでしょうけど、活動計算書のそうした科目が、ばかでかい団体、
勘定科目数が異常に少ない団体など、面倒ゆえの大ざっぱな事務処理を
推測してしまいます。 固定資産を費用で処理したり、何でも雑費になったり
したら、そのデータは信用するに足りません。勘定科目をいいかげんに
割り振るなどは、会計業務の信頼性を自ら崩すものです。
収益にしろ費用にしろ、科目毎の合計額や全体に占める比率、
経年変化、予算額との対比などは、団体の方針・計画策定のための
重要なデータです。それよりも何よりも、公表した決算書が真実でないことは、
市民の信頼を裏切ることになります。会計担当者が、データを曖昧または
ずさんに処理することがいかに間違っているか、立ち話し相手の
初心者さんにはぜひ理解してほしいことでした。
最近、当センター内では、雑談の中でよく「あるある」の語が
飛び交います。「よくあるけど、なおさなくちゃね」という思いを込めて
言う場合が多いように思います。年間の「あるある」賞を設けるとしたら、
上記のケースなどは真っ先に受賞候補?という、典型的「あるある」ネタでした。